オルカトレーニングラボ

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インフォメーション, セミナー

【レポート】ペダリングセミナー

2021.3.1

2021年2月27日(土)にペダリングセミナーを行いました。

こちらの記事は、そのレポートになります。

 

実施するにあたって

今回のセミナーは【機能解剖学に基づいたペダリング】がテーマになりました。
※ 機能解剖学という言葉をあまり聞かないかもしれませんが、動作に関する骨(関節)・筋肉・神経にまつわる学問だと思っていただければ幸いです。

 

バイオメカニクスなどの運動効率的な観点からのテーマでも良かったかもしれませんが、今回【機能解剖学】をテーマにしたのかというと、以下の理由があります。

 

①自転車メディアが発信しているペダリングの知識・技術は特異的であるため、基礎基本となる部分が抜けてることも多数あり、うまくペダリングを伝えることができていないのではないかと感じていたため。
※ 自転車メディアなのだから、特異的になるのは当たり前であり、悪いわけではありません。

 

②機能解剖学を理解することで、乗車時の膝や腰に対する怪我や痛みを予防することができ、自身のペダリングで使用される筋肉の癖からケア方法を確立させ、継続的に自転車に乗れるようになって欲しいと考えたため。
※ 【継続的に乗ることができる = 練習がたくさんできる = 速くなる 】あるいは【継続的に乗ることができる = 自転車を生涯スポーツとして楽しむことができる】という思想が私の中であるかた。

 

以上の2点から、機能解剖学をテーマに選ばせていただきました。

 

実施内容

今回はオフラインだけでなく、オンラインでの参加も募集してみました。
※ 初オンラインということもあり、テストさせていただきました。ご参加いただき、ありがとうございました。

 

セミナーの構成は以下の通りとなります。

 

1. 機能解剖学とは何か
2. ペダリングで使用される関節と筋肉の理解
3. ペダリングで求められる動作の理解
4. 踏むペダリングと回すペダリングの違い
5. 自身のペダリングのアセスメントおよび改善するためのアプローチ(実技)

 

冒頭にも述べたように、適切なペダリングを行うためには、自転車を漕ぐための特異的な動作を理解する前に、簡単でもいいので人体構造と機能を理解することで習得の速度と質が変わってきます。

 

●学んだ項目
✅ 関節とは何か?
✅ 関節はどうして動くのか?
✅ 筋肉はどうして動くのか?
✅ 改善すべきは フィットネス or スキル?

 

ペダリングについて、バイオメカニクス的な話をすればゴールがないかもしれませんが、機能解剖学的な話で言えばゴールがあると思っています。それは【怪我をしないための動作の習得】です。

 

●学んだ項目
✅ 踏み足と引き足でどのような筋肉が使われているか?
✅ 4つのパートにわけた場面で使用されている筋肉の違いは?
✅ 踏むペダリングと回すペダリングの違いとは?
✅ 今自分に求められるのは、体の改善か、スキルの習得は、フィッティングか?

 

それらを理解した後に、実技として3本ローラーを使用し、各自のペダリングアセスメントをさせていただいただきました。2時間という時間もあっという間に終わり、参加者の方からは参加してよかったいうお声をいただき、嬉しく思います。

まとめ

みなさん熱心に聞いていただき、知っているつもりが知っているに変わり、実践できるというレベルに達した方もいらっしゃるのではなないでしょうか。

 

専門的な話をしたつもりでしたし、参加者の方達の多くは事前知識があるわけでもなかったと思いますが、【わかりやすかった】と最後まで聞いていただけて、ところどころで積極的に質問していただけて嬉しく思います。

 

また、オンラインでもセミナーができるとわかったので、収録環境等を整えてまた次回に生かしたいと思います。

 

みなさま、ご参加いただきまして、ありがとうございました😊

 

次回は3月27日(土)に【スクワットとペダリング】というテーマで行おうと思います。またのご参加、お待ちしております。